気づいたら、溺れてた。
ずっと小さい頃から好きだったのに、今更気にするな。






なんて言われても、無理に決まってるじゃん。





コンコンっ






誰? !





「淳ー?瑞希ー?」





要くん、なんで?
今開けられたら泣いてるのバレちゃう。





「開けるよー?」





グイッ
『えっ…』





「二人共そろそろ…」





気づいたら、淳の腕の中にいた。





「兄貴邪魔しないで?」






要くんから見えないようにしてくれてるの?




「あ、ごめん。
えーと、とりあえず失礼するね?」





バタンっ
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