許婚のいいなり
「う、ウチ!?あ、いいよ!」

ウチは夕日から目を逸らし、自分の部屋へバタバタと入り込んだ。

下着と寝巻き、タオルを持ってお風呂場へ向かう。
見てないとはいえ、何だか恥ずかしい。
服を脱いで畳み、かごの中へ入れた。一応、その上にタオルをかけておいた。
念には念を!というのか分からないけど、このくらいしとかないとウチの気が済まない。
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