許婚のいいなり
こうきが優しく微笑みかけてくれるだけで安心する。

「せんりは眠い?」
「ううん。まだぱっちり」
「リビングに布団敷くね。テレビあった方が寝れなかった時のためにいいと思うよ」
「そっちがいいね!ありがとうね」

こうきはウチを見てニコッと笑った。

「俺は先に横になっとくね。せんりが寝たい時に枕もって来てね」
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