君は生徒、愛してはいけない
華の服を一枚ずつ脱がし、ゆっくり時間をかけて華の体に触れた。

もう華を包むものは俺と布団しかなかった。

全身が陶器のようになめらかで白くて、とても綺麗な体。


ずっと触っていたい。


「、、先生」


「なに」


手を止めずに華の顔を見ると、華は大きな目を少し細めて、声を震わせた。


「は、、恥ずかしすぎるから

手加減してください、、」

華は布団をぎゅっと握って離さない。

体が強張って、力が入っている。


俺は返事をせずに、指先で華の脚を撫でて胸元にキスをした。


「、、ん、、」

無意識に漏れた華の艶やかな声に、俺の思考は果てしなく乱されていく。


「やだ、、変な声出ちゃった」

華は自分の手で口を押さえて声を殺した。


「声、我慢しなくていい」


俺は口を押さえる華の手をとって、華の顔のすぐ横に押さえつけた。



だんだん息遣いが荒くなって、時々漏れる小さい声。


「怖い?やめる?」

何度もそう聞いた。

華が頷いたら本当にやめようと思っていたが、華は声を出さずに首を横に振る。



愛おしい華に何度も何度もキスをして、

俺はその夜、これ以上ないほどに華を愛した。
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