詩集 GIFT
真実の瞬間
まだ
巡り逢えない
愛しい人

わたしは
知らぬまま
死ぬのかもしれない。

何処で
貴方が生まれ
どのような太陽の下で
歩いてきたのか?


どのような夜を過ごし
どのような夢をみてきたのか?


まだ
巡り逢えない愛しい人

魂の記憶を超えてゆくもの。


どのような眠りのうちに、
貴方の夢は輝いたのか?


わたしが凡てを失って、
底知れぬ深淵で粉々になるとき、


際限もなく砕け散るとき、


わたしの身にまとっている現在が、
わたしの過去と未来を裏切るときに、


からだは宇宙に散り散りとなり、


まだ巡り逢うことのない
無数の瞬間が消え去るときに、


愛しい人
ただ唯一の宝


貴方はよみがえらせるでしょう

わたしの心とわたしの身を


日の光に運び去られ
散り散りとなりながら、


名もしらず顔もわからない
まだ
巡り逢えない愛しい人。


かけがえのないものを
探し求める永い旅路の果てに、


もし
あなたにあえたなら


それが
わたしの






真実の瞬間。
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

憂鬱ワルツ
Julia/著

総文字数/116

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
易しく哀しいワルツ
未完の魂
Julia/著

総文字数/307

恋愛(その他)3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
時間はなにも解決しないけれど、凡てを忘れさせてくれるから僕らはただその流れに身をまかせるしかないのかもしれない。 時の神クロノスは、自分の子をたべて生き長らえる。僕らはみな時に呑まれる子供にすぎない。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop