クールな彼のほんとの気持ち。
「あ、もう時間。バイバイ!」
「うん、じゃあね。」
チラッと時計を見てから私と目を合わせる。
意味があるのかは分からないけど、辻くんはこの行動を欠かさない。
綺麗な目…。
真正面から見られると恥ずかしくて大抵私から目を逸らしちゃうんだけど。
だからいつも階段を降りるときは心拍数が上がっている。
もちろん、体力がないとかじゃないよ?
3ヶ月が経とうとしている今も変わらず好きだってことだ。