君の向こうのココロ

素直になること

貴くんと会うのは何年ぶりだろうか。


5、6年振りになるかもしれない。


スラッとした背丈で、顔は俳優の阿部寛と劇団ひとりを足して2で割ってみるととても似ている。


「足して2で割る」ってとても微妙だけど…




マックで待ち合わせすることにした。


僕の誘いに最初は驚いてたけど、快く約束してくれた。


貴くんは先に着いていたらしく僕に気がつくと、椅子から立ち軽くお辞儀した。


「ごめん。待たせちゃったね。」


「いえ。僕も今着いたところですから。兄貴何飲みます?」


「あぁ、コーヒーMで。」


「了解。」


手早く飲み物を注文してくれる辺り、気のきくところがよく似ている。


「おまたせしました。」


「ありがとう。」


ヒサビサに見る貴くんをまじまじと観察してしまう。



相変わらずキョロッとした目は大きいなぁ。


「元気にしてたかい?また背が伸びたんじゃないのか?」


「あはは。そうかもしれないっすね。会社の健康診断で、182cmといわれ自分でもびっくりしたくらいっす。」


「でけぇはずだよ。」


二人で笑い合う。
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