白い悪魔(仮)




二人の言い争いを聞き流していると





「おい、お前は何だ?」





鋭い目線が僕を射る、別に怖くないけどね






「すみません、僕は 蒼鷹 翔湊と言いまして
この壬生浪士組に入隊したいのです。」





沖田さんと同じように
紙に名前を書いて渡した





「珍しい名だな、わかった 入隊試験を行うから道場に来い。総司、案内頼む。」






「わかりました〜!」






そういう事で 道場に向かった。






「その袴、かっこいいですね」





「ありがとうございます」






この袴は 父さんの形見だ
紺色をベースに 背中に蒼い鷹に桜の花びらが散っているのだ




髪を縛ってる簪は、母さんの形見



魔法も能力も、この容姿も全部
血縁から授かったものだ だから壊したくないのだ




僕の両親のために 人の為に何かをしたい。




昔を思い出すと...少し胸が痛む





「道場に着きましたよ」




感傷に浸っている合間に 道場に着いたようだ、さぁ まずは 入隊試験に受からないと話にならないので 気合いを入れて道場に入った。






僕と母国の夢と未来ために...




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