恋ノ音
2nd sound
愛香side

「はぁ」

私は気づかれないようにため息をこぼした。

あのあと、結局一睡もできないまま、次の日を迎えた。

「愛香ちゃん」

その時、高尾先生が私の名前を呼んだ。

「は、はい」

少し、気まずいな…

そう思いながら、高尾先生のところへ向かった。

「愛香ちゃんは、2-1の担任だから。そのクラスの状況を確認してもらうから」
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