恋ノ音
「最後は…」

そう言って口をつぐんだ高尾先生…

「高尾先生…?」

「最後は、黒澤芽依ちゃんだ。」

くろ、さわ…?

「それって…」

「多分、愛香ちゃんの想像通り、黒澤の妹さんだよ。」

拓くんの妹…

「大丈夫?愛香ちゃん」

「はい、頑張りますね、私」

そう言って微笑むと私は自分の席へ戻った。
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