moon~満ちる日舞う少女~【中】
〜美月side〜
奈「思わねぇよ」
あーあ。…嫌なタイミングだな…もう思い出したくもないのに。多分奈津は昔の私を思い出してるんだろうな。その記憶に映る私と香月。
一緒に映ってる彼ら。一方は、全てを捨ててしまった彼。…もう一方は、全て捨てさせてしまった彼。
どちらも私のせいで…
美「1つの歯車が壊れちゃったら、もう他の歯車は回らない…」
ぼそっとつぶやいた一言は空気となって消えていった。