それゆけメガネっ子!
「おい。なんだこれは。」

「げっゲーム機…………です。」

消え入りそうな声でぼそっと呟いた。目線は地面一直線。

きっと奴には私のつむじしか見えていない!

「なぜこんなものを持ってきている?」

「いえ。その………。特に理由は…ごっございません……。」

怖すぎでしょ。声も膝もガクブルですけど!

「これは預かっておく。放課後風紀委員室にこい」

「はい。」

そうして私はゲーム機が抜き取られた軽いカバンをもってトボトボと歩き出した

七瀬とりゅうは先に教室いってた。なんて奴らだ

とおもってたらチャイムもなった。

今日は厄日だ!!

こうして私は教室まで全力疾走という未来は確定した
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