幕末忍者

ジャリ ガッガ



足を動かすことを怠り体を回転させただけの足元には沢山の砂利が嵩張っており


狭いこともあってかよく良く音が響き渡ったのであった




「此処でなんしたはるのどすか」




後ろから聞こえた声は少女にとってどれ程恐ろしく聞こえたものか




微動だにしないその正面には張り付いた顔に固まった体 まるで時が止まったようにその場を動かなかった





「姉さんどないん?」

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