私の髪(想い)をあなたに~ヘアドネーション~
ヘアドネーション
私が初めて『ヘアドネーション』を知ったのは、あるケイタイ小説のサイトでした。

私の好きな作者さんが、「ヘアドネーション、しました!」と、作者ニュースのような形で紹介されたのです。

自分で『ヘアドネーション』で検索して、その活動をされているNPO法人のサイトを見たりしました。

いいな……私にも、できるかも……
髪の毛を、伸ばしてみようかな……

そう思い始めた時、たまたまN○Kのヘアドネーションのドキュメンタリー番組を、家族で見ました。

病気と闘いながら、ウィッグを求めている子ども達と共に、髪の毛を寄付する人達も紹介されていました。

以前にひどい脱毛症で苦しんだ女子大生、ガンが再発してしまい治療を始める前に髪の毛を寄付した方。その方は、ご夫婦で髪の毛を寄付されていたと思います。

みんなが、それぞれの想いがあり、髪の毛を寄付されるんだと感じました。

私は結構強いくせっ毛です。両親がくせっ毛なので、逃れられない事なんでしょう。

小さな子どもの時は、そういう事自体をよくわかっていなくて、髪の毛を全然気にしていませんでした。

頭のてっぺんにちょんまげを結ってもらえば、みんなが噴水のようにフワッと広がると思っていました。

小学校低学年でようやく、あれ、私みんなと違うかも……?と思うようになりました。

そして、同じような頃、近所のおばちゃん達からは「いい天然パーマだね!」「将来パーマ代がかからなくていいね」なんて言われるようになります。

ちょっとやんちゃな男子達からは「クルクルパーマ!」「ラーメンパーマ!」(←これがわかる方、私と同世代かしら)なんて、からかわれるようになりました。

当時の私は、男子達にからかわれても、言われっぱなしではなかったので、それ以上いじめられたりはしませんでした。

からかう男子達の方も、あまり深い意味があった訳ではないのでしょう。

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