改稿【桃・中編・画】文鳥は要りませんか?
手のり文鳥
数台しか無い社用車の中で、あまり自信が無いからオートマの白い車を選んだ。

助手席でカーナビをいじってる三竹は、出発の際のもんちゃくを忘れたかのように、ヘタレ運転手の私を上手く目的地まで誘導してくれた。

でも「文鳥達」にヒリヒリした態度で関わるなよと釘をさされ、二日目のツキノモノなのに、鈍感、馬鹿って思った。

そしてブリーダーさんの家の前に来た。一階が約二十畳ある、思ったより古建築(古民家)で、小柄な飼い鳥達の強敵の冬場の隙間風はどうしてるのだろう?と思わせた。
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