かっこよくなって帰ってきた幼なじみに猛アタックされています。
「え、うそ........」
ー入ってきたのは、昔遠いところへ引っ越した幼なじみ、上石奏汰だった。
(確かに大きくなって雰囲気は変わってるけど、絶対奏汰だ......)
奏汰は、私には気づいていないみたいだった。
「上石奏汰です。昔、この町に住んでいたことがあります。宜しくお願いします。」
(おお.....)
昔の奏汰は、頼りない泣き虫な男の子だったが、今は成長して、賢そうな雰囲気をまとっている。
そしてなにより....
『キャー、かわいいーーー!!!!』
『えっ、なに、めっちゃ当たりじゃん!!!』
『やばっ、童顔』
......はしゃいでいる周りの様子から分かるように、かなりの美形に育っていた。