溺愛されて困ってます。



放心状態のまま、みんなの所に戻る。


「おかえりぃー!


どうしたの?」


五月さんに聞かれて、よっぽど、泣きそうな顔してたんだろうなって思う。



「…ふぇ…うぅ…五月さん~」



お酒が入っているのもあって、優しく聞かれた私は、涙腺が崩壊した。



涙でなかなか喋れない私を五月さんはずっと背中をさすりながら泣き止むのを待ってくれていた。




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