春色のletter
食事の後、ソファに座って美沙ちゃんとお話ししていると、沙也さんが珈琲を持ってきてくれた。


「どうぞ」


「ありがとうございます」


私はカップを受け取ると、その香りを嗅いだ。


「う~ん、いい香り……いつもの御厨珈琲ですね」


「うん。正治さんのお気に入りだからね」


沙也さんは美沙ちゃんの前にグラスに注いだ特製のお茶を置くと、自分も珈琲に口をつけた。


彼女は、虫歯になるということで、あまりジュース類を飲ませない。


美沙ちゃんもそれに慣れてるようで文句は言わない。
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