春色のletter

急ぎ足になるのを、押さえながらゆっくりと駅の方へ向かった。


大通りへ出るところの角にポストがある。


私はポストの前でしばらくその宛先を見つめていたが、はじくようにポストに投函した。


それで儀式は終わった。


戻って来るまでは、私は今の気分でいられるかもしれない。
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