幸せの構図
「せっかく大きくなった娘を自慢したかったんだけどな」

「えっと・・・おいくつになりましたか」

「今度高校受験だ」

「・・・マジっすか?」

「ああ、凄いよな。お前と話してると時間の感覚が狂う。あ、それはそうと今回長いんなら一緒に飲みに行こうか」

「はい、それは大賛成です」

「松田や小林も誘うか」

「来てくれますかね?もし来てくれるなら秋田の今野夫妻も誘ってみますか?」

「2人とも教師だし、忙しいだろう。来ないだろ」

「そうっすね。でもダメ元で誘うだけ誘ってみますか」

「そうだな。声だけはかけてみたらいい。松田と小林には俺から連絡してみるよ」

私はこの会話で滞在場所を国分寺に決めた。
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