三次元に、恋をした。
「フッハハ… 可愛いすぎて、本当っ…… 」

「……、?」

「さ、そろそろ戻るかな。お兄様から怒られる前に」

腕もグッと伸ばし背伸びして席を立った成瀬さん。

言いかけていた言葉を飲み込んだような、そんな気がした。

「あ、あの… 」

「ん?」

「もう、うちの会社には来ないんですか?」

一平社員のしがない受付嬢が取引先の会社に聞くような事でもないのはわかっている。
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