三次元に、恋をした。
未だにお誘いされるが、彼にとってはそれは挨拶程度の事、よって適当にあしらっている。

そんな彼が何でここにいるのでしょうか?


「俺、今 すっごい熱い視線を送られている気がするのは…… 気のせいかな?」

「お疲れ様です。 お察しの通り気のせいです」

「ははっ マジか〜!残念っ。ところで相澤さんは何してたの?」

「飲み会という名のコンパを、こちらの……

「さっきの人はお店の中に戻って行ったよ?」

先程まで馴れ馴れしくしつこい弁護士がいたベンチはいつの間にか空になっていた。
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