先生って言う名前の人
第6章 最後の2学期


人生最後の夏休みは、あたしの宝物になった。

大好きな先生は毎日ご飯を食べにきてくれたし、
学校が休みの日は遊びに連れてってくれたりもした。


おばあちゃんと3人で初めて外食もしたけど、先生はおばあちゃんのご飯の方がおいしいって言ってた。



夏休みが明けて、2学期が始まった。

9月、10月とどんどん時間は過ぎて行って、
あたしの先生への思いも大きくなるばっかり。


卒業が怖かった。



先生はあたしが好きって言ったら

どんな顔するんだろうーーーーーー


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