天神の系譜の奇妙なオムニバス

新しい朝が来た

「ん…ん~…んぁあぁ…」

天神学生寮、自室のベッド。

リュートは大きく伸びをする。

昨夜は古奈美の絶叫でなかなか寝付けなかったものの、取り敢えず睡眠はとる事が出来た。

ベッドから起き上がり、全身一頻り動かす。

彼の使う『グリフィノー拳闘術』、そのストレッチのようなものだ。

その軽いストレッチが終わった所で。

ぐう、と。

リュートの腹の虫が鳴いた。

「……腹減った」

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