天神の系譜の奇妙なオムニバス
彷徨うように城下町を歩く二刀使い。

その眼が。

「!」

建物の中に入る、白い道着の背中を見つける。

迷わず追いかける二刀使い。

屋内に足を踏み入れ。

「……」

気配を探った後、彼は横蹴りで障子越しに潜む影を狙う!

「うわっと!」

転がり出る影。

「…貴様はリュート・グリフィノーか」

「…お前、俺を知ってんのか?」

ゆっくりと立ち上がりながら、影…リュートは二刀使いの顔を見た。

「俺はお前の事知らねぇんだけど…どっかで会ってたならごめんな?」

「やっと見つけたぞ…」

逆手持ちの二刀を構え。

「俺と勝負しろ!」

二刀使いは襲いかかった!

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