【完】☆真実の“愛”―君だけを―2



「……って、今、僕の心酔ぶりの話はどうでも良いんです!大切なのは、あなたの用事でしょう?」


手首につけてあった髪ゴムを手に、秀は笑う。


「で、今回はなんの情報?」


長い髪を上あげて、キュッと、ひとつに結んだ秀はポッケからスマホを取り出して。


「ふふふ、これだから、この世界は面白いんですよね~」


文明の利器を、目を見開くほどの早さで操って、相馬に情報提供してくれた。



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