好きの海に溺れそう
素敵なもの
~杏光~

「やばい …」



まじで…。



本当にこれはもう…。



何度見てもやばいです…。



「海琉!こっち向いて!」

「もうやめようよ…」



現在、海琉に執事服を着せて撮影大会中。



お母さんもお父さんも仕事に出ていて、悠麗も玖麗とあげたチケットでテーマパークに遊びに行き、二人きりの部屋。



あたしがお願いしたら着てくれたはいいものの、恥ずかしいらしく海琉はそろそろやめたいみたいだ。



「じゃあチューして?」



膨れてる海琉にあたしがそう言ったら、少し照れた感じで「ん…」と、短くあたしにチューしてくれる。



海琉をぎゅっと抱きしめた。



はあ…最高…。



今度はあたしから長めにキス。



食べちゃいそうな勢い…。



時折息継ぎしながらキスを続ける。



なんかムラムラしてきた…。



誰もいないし、いいよね?



ゴムもいつもの場所にある。



海琉をベッドに押し倒した。



海琉も何も言わないからそのつもりのはず。
< 196 / 350 >

この作品をシェア

pagetop