好きの海に溺れそう
2人の言い分もわかる。



未成年のあたしが一人暮らしすることと、未成年のあたしと高校生の海琉が一緒に住むのは全然意味合いが違うってことも…。



高校生の海琉は親の監護の元にいないといけない。



それが親の責任だ。



でも、これ以上離れるなんてできそうもないよ…。



「あたし達、一緒にいないとお互いの心が死んじゃうの…」

「…」

「理屈が何も通ってないのはわかってる。でも…そうとしか言えない…」



色んな理屈抜きにして、それだけがあたし達の切実な気持ちだ。



引き下がれない…。



渋る2人に、海琉とひたすら頼みつづけた。



「…2週間に一度、海琉はこっちに顔を出しなさい」

「え…」

「2人がそんなに切実なら、2人のこと信じて許可するよ。その代わり、海琉は2週間に1回帰ること。これ以上は譲れない」



雛子さん、霜さん…。



ありがとう…。



「わがままは言わない。一緒に住む許可をくれるだけでいい。2人ともありがとう!」



小太郎とお母さんにも話しに行って、あたし達の気持ちと海琉の両親の条件の話をしたら渋々ながら承諾してくれた。



「いい、あんた達が未成年ってこと忘れないでね」

「はい…」

「何かあったらすぐに頼りなさい」

「ありがとう…」



みんなに感謝…。



こうしてあたし達の同棲が決まった。



今までよりも、自分の人生に、そして海琉に、しっかり責任を持って生きよう。



仕事もこれまで以上に頑張るぞ~!
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