プレゼント【前編】
結局、私はエリカの元に行くことも救急車を呼ぶことも、そのどちらもせず真っ直ぐ教室へ行った。

予想通り、あっという間に騒ぎは広がった。

対応に追われる教師たち。

ざわつく生徒。

幸いと言えばいいのか分からないけど階数も低かった事もあり、エリカは命は取り留めた。ただし、意識は戻らないまま。

だから私は嘘を突き通した。

何も知らない、何も見ていない。

どれだけ不自然に思われようともそうしようと強く思った。

面倒な事に巻き込まれても構わない。

だって、私には【これ】があるから。

いざとなればーーー








昨日貰った【不幸のプレゼント】は、その瞬間から私に取って【最高のプレゼント】となった。






ーーー続く



※こちらの続きは、さいマサさん著 プレゼント[後編]へお進みください。













< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:1

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

嘘をつけない彼女達の事情

総文字数/5,901

恋愛(キケン・ダーク)11ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
アズミとユリカ 友人同士である彼女達が エイプリルフールについた嘘とは? そして、 本当の意味での 真実とは? 2002.5.26完結 【レビュー御礼】 シチローさん、ありがとうございます!
その熱、受け止めて〜℃〜

総文字数/4,791

恋愛(その他)9ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
飲み仲間達と、 みんなでワイワイ楽しくお酒を飲んで、 美味しいもの食べてお喋りして、 それで、 それだけで、 良かったんだけどなぁ… いつから私、 こんなにも欲張りになったんだろう 赤いワインとともに 流し込んだ私の秘めた思いは、 とても熱かった 2020.10.06 完結 ✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢ 耀成さんとのコラボ作品です! 耀成さん作、【喉元の熱〜℃〜】を先に読んで頂くと2倍!楽しんで頂けます。
表紙を見る 表紙を閉じる
いつだって 隣にいるのが 当たり前だった けれど… なんなんだ? なんなの? このドキドキは! これってもしかして… 恋なのか? 恋なの? あいつと俺が 私とあいつが 幼馴染みから恋人に なれるのか? なれるの? 拗らせな二人の恋物語はじまりです ↓ ↓ ↓

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop