私が行かないでって言ったら、君はここにいてくれますか?
「俺、今行かなきゃ、絶対後悔する。だから、・・・・・・・行ってくる。ありがとう。背中押してくれて。」



「そんなのは、後でいいよ。ほら、・・・・志帆のところに行ってきて。」



恋ちゃんがやっと笑って、俺の背中をポンと押した。



俺は後ろを振り返って、そのまま走り出した。



志帆、



行かないでくれ。



外の空気は冷たくて、肌がビリビリする。



駅に近づくと、雪が降ってきた。



この寒さならさっきのバスで帰っただろうか。



・・・・・・・間に合わないかもれない。



それでも俺は走り続けた。



駅が見えてきて、俺は一層走るスピードを上げた。



駅につくと、ちょうどバスが来たところだった。



そして、・・・・・・バスに乗り込もうとする志帆の姿。



「志帆っ!!!!」



俺は思いっきり志帆を呼び止めた。



志帆はこっちを向いた。



バスから降りたと思ったら思いっきり走り出した。



はぁ!?



何でだよ!!


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