私が行かないでって言ったら、君はここにいてくれますか?

進む気持ち

テストも終わって、今日は修業式。



初めてのテストは赤点もなく終わらせた。



でも、平均にいかなかったのもあったからちゃんとやらないとな。



そんなことを考えていると、急に大声で名前を呼ばれた。




「志帆ーーーーーー!!助けてーーー!!」




泣き目になりながら恋が私の元へ走ってきた。




はぁ、もう、いつものことじゃないの?




「恋諦めな。もうやるしかないんだから。」



「そんなこといわないでーーー!あーーー、夏に補習なんてもうやだーーー!!あっ!大樹!!助けて!!」



ペットボトルを投げて遊んでいた大樹が私達の元へ来る。




やっぱり思った通り。




「いやいや、いくら俺でもそれは無理だわ。ご愁傷さま。」



「もーーーー!!どうしてこうなるのー?」




「「赤点取ったから。以上。」」




「二人してハモって!!」



恋が怒りながら職員室に走っていく。




なんか補習の人は事前に話があるらしい。



弘人も部活で話し合いがあるらしく今は珍しく大樹とふたりきり。



最近そんなことなかったから妙に緊張する。


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