・キミ以外欲しくない
会議室には、集めた雑貨が並び。
夜な夜な他の資料を纏めたファイルが積み上がっている。
順に会議室へ入室してくる社員達は、並べられた雑貨を手に取り話したりしていて。
その会話から、今日の会議が順調に進みそうな予感がしていた。
ほどなく副社長が入室し席に座ると、会議が始まる。
私はホワイトボードの前に立ち、進行役だ。
佳乃は珈琲を淹れ、参加者の手元近くにコーヒーカップを配り始めた。
「では、会議を始めます。お手元の最新資料、一枚目を捲って下さい」
思っていた通り、順調に議題は進み。
日高主任に指摘されていた問題もクリアした。
モデルルームに配置する家具メーカーと商品が決まり、いよいよ雑貨を紹介する時が来た。
「こちらに並べた物は、ごく一部ですが……」と言いかけた私の言葉を遮るように、何処からか声が上がった。
「もしかして、それも副社長と西本さんが二人で選んだ雑貨?」
「えっ⁉」
驚き、声の主を探す。
けれど、社員達の視線は私に集中していて探し出せない。
しかも「否定しなければ」と思っているのに、全員の視線を感じているため、声が上手く出せなくなっていた。
「俺、見ちゃったんだよね。会社近くのスーパーで副社長と西本さんが、仲良く食材買って帰って行くトコ」
夜な夜な他の資料を纏めたファイルが積み上がっている。
順に会議室へ入室してくる社員達は、並べられた雑貨を手に取り話したりしていて。
その会話から、今日の会議が順調に進みそうな予感がしていた。
ほどなく副社長が入室し席に座ると、会議が始まる。
私はホワイトボードの前に立ち、進行役だ。
佳乃は珈琲を淹れ、参加者の手元近くにコーヒーカップを配り始めた。
「では、会議を始めます。お手元の最新資料、一枚目を捲って下さい」
思っていた通り、順調に議題は進み。
日高主任に指摘されていた問題もクリアした。
モデルルームに配置する家具メーカーと商品が決まり、いよいよ雑貨を紹介する時が来た。
「こちらに並べた物は、ごく一部ですが……」と言いかけた私の言葉を遮るように、何処からか声が上がった。
「もしかして、それも副社長と西本さんが二人で選んだ雑貨?」
「えっ⁉」
驚き、声の主を探す。
けれど、社員達の視線は私に集中していて探し出せない。
しかも「否定しなければ」と思っているのに、全員の視線を感じているため、声が上手く出せなくなっていた。
「俺、見ちゃったんだよね。会社近くのスーパーで副社長と西本さんが、仲良く食材買って帰って行くトコ」