ありがとう。ごめん。あなたが好き。
新しい生活

ピピピピピ

「んっ、起きなきゃ」

今日から高校生かー。
頑張らなきゃ!

高校生になって、バイトも始めなきゃ、後部活したいなー

でもその前に新しい家になれないと・・・

私は今年から、NPO法人の自立支援ホームという所で生活をしている。

そして、私はそこに馴染めずに浮いてしまっているのだ。

inリビング

よかった、今は誰もいない

早く準備して、学校行こっと

『あら、もう行くの?』

「あ、はい。」

この人はホーム長さんの相良さんだ

みんなのお母さんみたいな人で、とても面倒見がいい。
少々口うるさく、お節介すぎるところもあるが・・・。まぁそれは置いといて

『今日お母さんくるんでしょ?楽しみだよね』

「まぁ、そうですね」

素っ気ないけど、実際めっちゃ嬉しいし楽しみだ。1ヶ月ぶりにお母さんに会えるし

「もう、行きますね」

『いってらっしゃい』

「いってきます」

自転車で学校までだいたい学校まで15分

in学校

おー、高校!!
なんかワクワクするなー

友達出来るかな?

てか、そろそろ入学式始まるんだけど、お母さん来ないし。

『美咲ちゃん!』

「相良さん?!どうしてここに?」

『お母さん体調悪くて来られないみたいなの、だから私が代わりに来たのよ』

あぁ、そっか。
またか、また私との約束破るんだ。

「そうですか。わざわざすいません。」

『全然大丈夫よ!ほらそろそろ始まるし席につきましょ』

「はい。」

入学式が始まり順調に進んでいき、途中休憩になった。

『美咲ちゃん、悪いんだけどこの後ホームにお客様がくるのよ。だから帰るわね』

「はい、わざわざすいませんでした。ありがとうございます。」

『いえいえ、あ、これで教科書とか必要なもの買ってね。お母さん来れないから立て替えとくね。』

「ありがとうございます」

『じゃあ、またね』

あぁ、結局1人か・・・
仕方ないよね。うん。

そして入学式の後半も終わり、みんなそれぞれのクラスに行くことになった。
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