ああ 私の理想的学園生活
ぶっちゃけノープランで職員室に来た私は誰に、クラスについて訴えればいいのか分からない。

とりあえず、担任の先生を呼ぼう



「失礼します、1年D組の早坂光です。あの担任の先生っていますか?」

名前もまだ知らない、だって入学式は今日だから

「俺が1年D組の担任です、早坂光さん?だよねどうしたの」

「単刀直入に言います、何で私がDクラス何ですか!」

私も入学そうそう理不尽なことを聞いているのは分かる、だが納得できる答えがほしかった。

「確かに、今までD組の生徒を観てきたけど君は優等生って感じがして今までにいなかったタイプだよね」

うーんと困った顔をして

先生は私の耳元で囁いた。

「実はねこの学園には生徒の資料があるんだけど理由が書いているかも知れない。」

「本当ですか」

つられて私も小声で喋っていた。

先生は秘密ねと茶目っ気に笑い資料室に連れていってくれた。

早坂光

生年月日 ××××年2月1日
出身校 宮坂中学校
部活 吹奏楽部

備考 成績優秀、品行方正
入学試験 499/500点

「早坂さんってもしかして、新入生代表?」

「一応入学式で前に立って話すことはしますけど」

「やっぱりおかしいな」

先生はむむっと顎に手を添え考えていた。

「とりあえず、校長に掛け合うよ」

何て頼りになる先生だ、私この先生に一生着いていく

ちょっと待っててねと言われ校長室の外で先生の知らせを待っていた。

数分後、先生はにこにこしながら出てきた。

「先生、どうでしたか!」

「やはり手違いで、D組になったらしい」

「それじゃあ、私は別のクラスに」

いやそれはないな、と先生は私の言葉を遮る。

「手違いはあったがクラス変更は認めないというのが校長のご意向らしい」

そういうわけだから、諦めてくれと眩しい笑顔で言われた。

「この学園は3年間同じクラスだ。まあ色々あると思うが頑張れ。必ず力になるから。俺は巴川大知という。知っての通り1年D組の担任だ。これからよろしくな」

「オーマイゴット」

「へったくそな英語だな」

下手くそで悪うございました。

「……よろしくお願いします」

私も流石に食い下がることはしなかった。

そうよね、荒れ狂い者のDクラスなんてただの噂かも知れないしね。

噂だけで決めつけるのは良くない、葵くんは怖い感じだったけど…イケメンだったな…。だからといって無視したのは許すまじ。

私もぐいぐい行きすぎたのかな、後で葵くんと会えたら謝ろう。そしてD組の子達と仲良く出来ればいいな。
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