無駄な紅葉は散り濡れる.
あたしは花を咲かせる前に
枯れた草。

花を見せたかった人との
身分は天と地の差に
なってしまった。

どんなに好きでも
交わることはない。

それが
紅葉なの。

時々、舞うの。
歌いながら、

哀しみを嘆くの。

でも、枯葉は枯葉。

わかってるけど、
今でも期待する自分がいる、

征人に会いたい…。


そう思う自分がいる。


そんな願いは残酷な時
かなった。


< 9 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop