愛する龍に捧げよう 〜青春全盛期〜
♦︎02 電車

俺は、久方 守 ひさかた まもる

春から阪南丘高校に通い始める
高校1年生。


家から阪南丘までは二時間半と
ちょいくらいかかる
めちゃめちゃ遠いし駅から学校も遠いから
歩く量も結構ある

待ったりめんどくさいことが嫌いな俺が
この高校に通うのには理由がある
まぁ今アホ面でこっちをみる
こいつが理由ってわけで


「…なんでいんのよ
久方」

「よっ、 要」


なにかを考えるように
キョロキョロ目を動かして髪を触る
こうして髪を触るのがこいつの癖だ


「よっ、とかいーからなんでいんの?」


あんまり状況が理解出来てないなこれ
ってかそーだこいつ前まで確か
チカチカするくらいの金髪で派手な化粧だったよな…
一瞬いねーと思って見逃すとこだったわ
馬鹿野郎


「学校行くためだけど?」

「見たらわかるわかる」


怒ってるような
呆れてるような
そんな声が聞こえる


「じゃあ聞くなよ」


「私が言ってるのはそーいうんじゃなくて!
なんであんたが阪南丘に通おうとしてんのって聞いてんの!ちょっと聞いてる!?」

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