…好きか?
10.告げる、花火

夏休みの間
平岡さんに心の傷が残らないかが
唯一、心配だった。

トラウマにならないといいな…


何度か連絡を入れたけど
心配させないようにしているのか
『大丈夫』だと言って
不安を口にする事はなかった。




そして。
アタシと会長さんだけど―――



「あんな時に
 何してくれてんだよ…会長さん」



ベッドに横になりながら
海であった出来事が頭を過って
枕に顔を埋めた。



人が弱っている時にするなんて
卑怯なヤツだ…



「アタシも
どうして受け入れたんだよ…」



もうずっと
自問自答が続いている。
< 224 / 370 >

この作品をシェア

pagetop