* allergenic *
昼前に碧斗と二人で外回りの仕事。付き合って初めての外出だという事もあり、何故だか緊張する私がいる。

クスッと声がして 車を運転する碧斗を見ると肩を揺らしている?


「///もう 何?」

「嫌 いつもに増して可愛いな…と思って。」


恥ずかしい///それ、今言う?

真っ赤であろう顔が熱い────。


「碧斗って前から思ってたけど、ほんと意地悪だよね…。」

「でも、優那はほんとはイヤじゃない、だろ?」


────とんでもなくこっちが答えられない攻撃をするから困る。

イヤじゃない…うん、正解。私は碧斗になら、意地悪されたい?

それもおかしな感じだけど、碧斗に構われている事が嬉しいと思う私も、かなり危ない人かもしれない。

「碧斗にだけ… 意地悪されたいの。」

「///ばか、運転中は煽るの禁止な…これだから 優那は困る…」

焦った碧斗も珍しく クスクスと笑う私は今すごく幸せだと思った…



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