* allergenic *
「グスン…ズッ…」
我慢してた涙が…

ギシッとベッドが軋んで…フワリと抱き締められる…

「おい、泣くなよ…」

「ファーストキスだったの…」

「…悪い。」

ぎゅっと強く抱き締められている…

ハッと体のあちこちを調べる…

あれ?私のアレルギーはどこ行った?気を失ったりはするけど…ぶつぶつは出ない?

本当に 荒治療の成果が出てるの?

「アレルギー出ないな…男性恐怖症は 克服か?」

ち、近い顔が…綺麗な顔 近付き過ぎ…

「なぁ…セカンドキスしていいか?」

「バカ!いい訳ないじゃない。」

「ハハハ…やっぱお前は そうじゃないとな!」

カバっと清水課長から離れた。
油断も隙もないんだから…

体調も優れないので 清水課長が車で家に送り届けてくれた










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