* allergenic *
「お前何?俺をこれ以上翻弄させんな///」
「私 今からデートだけど、碧斗と一緒の時の気持ちとは全然違うの…ドキドキとかキュンとか全くしない。これって大丈夫なのかな?」
「ハハ…そんなの当然じゃない?俺と久遠同じ気持ちなら悲しいわ…。ほら遅くなるから行けよ。帰ったら連絡しろ。」
「碧斗ありがとう。帰ったら連絡するね…」
優那が見えなくなるまで、後ろ姿をじっと見詰める碧斗は さっきとは違う すっきりとした いつものクールな課長の顔へと戻っていた。
─────*****─────
優那がエントランスで待っていた時に 理人君が通り過ぎる。
「あれ優那ちゃん 帰ったと思ってたよ。デートじゃなかった?」
「うん、そうなんだけど、待ってる間ここにいろって言われたの。」
「じゃあさ、その相手が来るまで一緒にいてあげる。寂しくないでしょ?」
理人君はいつも優しい。同期だという事もあるけれど、同じ同期でも理人君で良かった、といつも思っていた。
「理人君はデートとかしないの?イケメンさんなのに、私とよくいるから悪いなと思ってたんだ…」
「はぁ~///これだよ。でも優那ちゃんにイケメンって言われるのは嬉しいな…俺は彼女がいないだけで、ちゃんと好きな人はいるんだよ。」
知らなかった…
「そうなんだね。理人君が本気出したら、どんな人も彼女に出来そうだよ。私応援してるから、またご飯食べに行こうね。」
横で項垂れている理人には気付きはしない優那に声が掛かる。
「優那お待たせ…ごめんね。」
エントランスに入って来たのは 麗しいほどキラキラ王子のイケメン男子。
「煌君、待ってないよ。理人君、今日のデートする人だよ。」
はっ。として驚いている理人君に
「煌君、こちらは私の同期で仲良しの理人君。いつもよくしてもらってるの。」
「久遠です。優那がお世話になってます。今後も 優那をよろしくお願いします。」
「神谷です。優那ちゃん、この人ってアレルギー大丈夫なの?」
「う~ん、今は2/3で意識不明になったけど、多分大丈夫だよ。」
「おいおい優那、そんな事言わなくても…さぁ、姫行きましょうか?」
「うん、煌君行こうか。理人君、ありがとう。また明日ね、お疲れ様!」
「明日、またねお疲れ。久遠さん、失礼します。」
えらくキラキラオーラの超絶イケメン王子の登場にびっくりした理人は、こりゃあ、ライバルが多過ぎの ハイレベルな戦いに、既に戦意は失せ 敗退したのであった…
「私 今からデートだけど、碧斗と一緒の時の気持ちとは全然違うの…ドキドキとかキュンとか全くしない。これって大丈夫なのかな?」
「ハハ…そんなの当然じゃない?俺と久遠同じ気持ちなら悲しいわ…。ほら遅くなるから行けよ。帰ったら連絡しろ。」
「碧斗ありがとう。帰ったら連絡するね…」
優那が見えなくなるまで、後ろ姿をじっと見詰める碧斗は さっきとは違う すっきりとした いつものクールな課長の顔へと戻っていた。
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優那がエントランスで待っていた時に 理人君が通り過ぎる。
「あれ優那ちゃん 帰ったと思ってたよ。デートじゃなかった?」
「うん、そうなんだけど、待ってる間ここにいろって言われたの。」
「じゃあさ、その相手が来るまで一緒にいてあげる。寂しくないでしょ?」
理人君はいつも優しい。同期だという事もあるけれど、同じ同期でも理人君で良かった、といつも思っていた。
「理人君はデートとかしないの?イケメンさんなのに、私とよくいるから悪いなと思ってたんだ…」
「はぁ~///これだよ。でも優那ちゃんにイケメンって言われるのは嬉しいな…俺は彼女がいないだけで、ちゃんと好きな人はいるんだよ。」
知らなかった…
「そうなんだね。理人君が本気出したら、どんな人も彼女に出来そうだよ。私応援してるから、またご飯食べに行こうね。」
横で項垂れている理人には気付きはしない優那に声が掛かる。
「優那お待たせ…ごめんね。」
エントランスに入って来たのは 麗しいほどキラキラ王子のイケメン男子。
「煌君、待ってないよ。理人君、今日のデートする人だよ。」
はっ。として驚いている理人君に
「煌君、こちらは私の同期で仲良しの理人君。いつもよくしてもらってるの。」
「久遠です。優那がお世話になってます。今後も 優那をよろしくお願いします。」
「神谷です。優那ちゃん、この人ってアレルギー大丈夫なの?」
「う~ん、今は2/3で意識不明になったけど、多分大丈夫だよ。」
「おいおい優那、そんな事言わなくても…さぁ、姫行きましょうか?」
「うん、煌君行こうか。理人君、ありがとう。また明日ね、お疲れ様!」
「明日、またねお疲れ。久遠さん、失礼します。」
えらくキラキラオーラの超絶イケメン王子の登場にびっくりした理人は、こりゃあ、ライバルが多過ぎの ハイレベルな戦いに、既に戦意は失せ 敗退したのであった…