* allergenic *
何回も倒れてばかりで、しかも新人。迷惑しか掛けていない私…何か フロアに戻り辛いなと思っていた

医務室から出ると…

静かに佇む人がいる。清水課長…

「清水課長…「深町、おいで…」」

私の言葉は清水課長に身体全部と一緒に被せられ、今何故か抱き締められている…

///やだ…何これ?やっ…

「ほら 気をしっかり持て。俺と一緒なら 倒れないだろ?倒れたら、また運んでやるよ…」

あ…///清水課長が笑った…

キューン…これ何?
ドキン ドキン ドキドキ…

心臓がおかしな動きをして 忙しなくあり得ない早さだ…

息が苦しい…どういう症状?

「清水課長…離して…」

「はぁ…悪い。でも後少しこうしてたい…」

あの、あの…止めて…

「///あの~清水課長…ここ職場ですが、もしかしてわかってしてます?」

急に現れた 天海さんが赤い顔で私達に言う

「ああ…」

なのに…まだ離されていないのは どうしてなのかな?

「///きゃあ…そういう事か…小谷主任に報告しなきゃ…」

天海さんはバタバタと走って戻ってしまった

やっと 清水課長が離してくれた。だけど 私はどうしていいかわからずに、うつ向いている…

「深町はもう誰にも触らせんな。今後誰ともな。わかったな?」

とそれだけ言って フロアに戻る清水課長

残された私は…行動、言動も何もかも無茶苦茶な清水課長を唖然と見送るしか出来なかった…

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