* allergenic *
最近 清水課長はすぐに打ち合わせをと言って 深町さんと会議室2に籠る

何故?

俺は深町さんと話す事が 毎日の癒しなのに…俺のささやかな楽しみを奪わないでくれ。

しかも、最近は別フロアの野郎達が 深町さんに目を付け出し ライバルは増えるばかり。

初めて深町さんを見た時は 心臓が30㎝くらい前に出た感じの驚きだった…

会議室から倒れた深町さんを 清水課長がお姫様抱っこで 連れて行く姿は 正に王子と姫そのもの…

一瞬 今はリアルな世界なのかと思うくらいの可憐な花の様な女の子だった

これって一目惚れっていうのか?
ドキドキと 心臓がうるさい…

あの子は何で倒れたのか?大丈夫なのか?早く あの子に会いたい…

医務室から 清水課長に連れられて来た彼女は…ヤバい、俺どうしょう?動悸が激し過ぎて焦る

可愛い。ヤバい…動いてる深町さんが…。彼女にしたい…絶対したい…

天海が握手してたから、俺も流れに乗って 手を握る事が出来るラッキー!って思ってたのに…

「深町さん、俺 中嶋 よろしくな!」

と挨拶をして 握手しようとしたら…

「あ、あの。私実は…男の人が苦手で、握手はちょっと…」

「あ~可愛いなぁ。そう来た?更に俺のどストライクだわ…。ん?あれ!天海は大丈夫なのかよ?」

え~。嘘だろ?

「いや~ん。中嶋さん内緒にしてよ。言わなきゃわかんないのに…」

天海…ウザイ。お前はいいのかよ…
深町さん男が苦手って…逆に俺がそれ治癒してやるよ!と考えていた…

中嶋side end

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