* allergenic *
朝 いつものように出社した筈なのに、いつもの朝ではない朝が始まった

誰かがフロアに入って来た途端 ざわざわとし出した。

ん何だ?

あいつ…

俺は素早く優那の腕を掴み 会議室2に連れ込んだ

「優那どういうつもりだ?」

「///清水課長、手が痛いです」

「///お前、上目遣いすんな…あ~もう…」

眼鏡のない顔で 上目遣いの優那、半端ない可愛さ…俺は優那を抱き締めてしまう

「清水課長離して…」

「優那眼鏡は 外すなって言ったろ?みんな 仕事出来なくなるだろが…」

「昨日 私変わるって言ってたの覚えていませんか?下を向いて俯くの止めたいんです。もっとお洒落もしたいし、それすらダメですか?」

駄目じゃないが…お前は別だ…

「ダメに決まってんだろ…只でさえモテんのに眼鏡の鎧外したら、優那はみんなのアイドルになってしまうぞ いいのか?」

優那は全然自分の魅力に気付いていないからな…

「それに、会社以外のやつに触られたり、拐われる事になるかもな…お前アレルギーがあるから 大変だぞ!」

「清水課長 それはいくら何でも 考え過ぎだと思います…」

「仕方ない、わかった。行き帰りは俺が 優那を送る。それなら安心だろ?」

そうだ。これ中々な案だな…他の輩に手を出さす隙を与えなければいいだけの話だ

「え、どうしてそこまで?」

「心配してるんだよ…優那 お前鏡見たか?ヤバい位に超キュートで可愛いぞ///」

結構 俺恥ずかしい事言ってるな…

「清水課長が 私を守って下さい…」

///えっ優那…
それって お前どういうつもりで言ってるんだ?俺の息が止まりそうだ、どうしてくれんだよ…
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