* allergenic *
「お疲れ深町。今日はデート無理だと思ったよ。さっき深町 清水課長に呼ばれてたから…」

「そんな…今日の事聞かれただけだよ」

「僕だって 同じ新人だろ?呼ばれるなら 普通は二人一緒の筈だ。会議室に籠らないといけないのは何故?」

「さぁ?清水課長は よく会議室で話をするから 落ち着くのかな?」

「まぁ、そういう事にしとこうか?今日は何処に行きたい?お姫様…」

やだ///お姫様?

「あの…買い物したいんだ…神谷君付き合ってくれる?」

「あのさ…同期だし 優那って呼んでもいい?僕の事も理人って呼ん欲しいな…」

えっ…呼び捨て?それはちょっと嫌かな…

黙ってしまった私に神谷君が…

「///優那ちゃんならいい?」

「///うん、理人君」

「///かなり来るな…優那ちゃん恐るべし…あ~デートなら 優那ちゃんと本当は手を繋ぎたいんだけど…無理だよね…」

「うん…理人君ごめんね…」

「///いっか…先ずはデートまで 持ち込めたし…」

ニヤリと笑う理人に 優那は気付いていない。

「ねぇ、ショッピングモールに行きたいな… だけど私電車無理だし どうしょう?」

「優那ちゃん、ちょっと待ってね。」

理人君が電話をするために 少し離れた

「ねぇ 超君可愛いね…マジヤバい…えっ?芸能人とか?」

知らない人が話掛けて来た…えっと ちょっと この人何?どうしょう…

理人君が焦って走って来て

「その人おネエだよ…男でも平気なの?」

とんでもない会話をし出す理人君…

「チッ。早く言えよ…ヤバい奴に捕まらなくて良かった…」

捨て台詞を吐き捨て 柄の悪い人が離れて行って ホッとした

「優那ちゃんごめんね。危なかった…おネエ作戦成功して良かった!」

「///理人君 ありがと!私おネエに見える?」

「///そんな訳ない。優那ちゃん 僕が会った人の中で 一番綺麗で可愛い女の子だよ…」

///また 理人君大袈裟な…

理人君の近くに車がスッと止まる…

「理人お坊ちゃん お待たせ致しました。どうぞ、お車にお乗り下さいませ。そちらのお嬢様も ご一緒にどうぞお乗り下さい。」

黒の高級車から 執事らしき人が降りて来て 理人君に話掛けて来て さっきの話に…

理人君は やっぱりお金持ちの御曹司?車に乗りながら 頭の中がぐるぐる回っていた…
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