* allergenic *
今日は朝からずっと イライラがおさまらない。タバコを吸う回数も 過去最高で、仕事も集中なんて出来やしない…

それに、なんだって今日に限って 昼から会議なんてあるんだ?俺に頭を使わせるなよな…優那は今頃どうしているだろうか?中嶋に ちょっかい出されていないか…不安ばかりが頭を悩ませる

会議が終わり フロアに戻る。小谷から 中嶋と深町が直帰すると連絡があったと聞き 俺は慌てた…

「小谷、何で一度こっちに帰らせて報告させないんだ?」

「嫌だって 優那ちゃんが疲れてるっての聞いて 早く家に帰らせてあげたかったの…」

「そうかすまない。家に無事にたどり着けてるか お前心配じゃないのか?」

「え?まさか…中嶋に限って!」

「どうだか?あいつ食えない奴だと俺は思ってたんだが…お前はわからなかったのか?」

「嘘っ。どうしょう清水。優那ちゃんピンチじゃない?」

限りなくダークな中嶋の行動に 俺は優那に危機管理を持てともっと強くいい聞かせれば良かったと後悔ばかりした…

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