秘密の恋
「…何なのよ、これ」


思わず独り言が漏れてしまった。


それは、昨夜のことー…


『寧々は先に寝てなー』


と言われ、
先に寝室に行ったのはいいもの
なかなか冬馬が寝室に来なくて
大人しく待ってはいたんだけど
いつの間にか寝落ちしてしまってた。


翌朝になり、リビングに来てみたら
電気もエアコンもテレビも付けっぱなし。


そんな中での独り言だった。


「ちょっと、二人とも起きて!」


私の声に二人ともうっすらと目を開けた。


「エアコンもテレビも付けっぱなしだし
電気代はタダじゃないの!」


「おうおう。怪獣が吠えてんぞ(笑)」


冬馬の発言にブチッと何かが切れた。


「もう知らない。」


私はリビングのドアをバタンと閉めて
寝室に戻った。


今日は仕事じゃなくて良かった。


優馬くんが出るまで寝室にいよう。
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