君が世界で一番になったとき
第一章

高校入学


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私、竹中美湖!


今日から、高校一年生!


春休みにメイクの勉強頑張ったんだ。




ナチュラルメイクをしていざ、入学式へ出発!






高校の門に着くと、その先には、クラス発表に群がる一年達。



少し緊張して、うろうろしていると、後ろから、






バシッ!



「みーこ!おはよう!」



「おはよう!あみ!」



ショートヘアの元気な親友のあみだ!あみも今日から私と同じ、偏差値は中の上だと思われる高校に入学だ。

「二人ともおはよう!」


「啓!おはよう!」




小学校からの幼馴染みの啓だ。


「ほら、前に行ってクラス発表見に行かないと!」






あみは人混みを掻き分けてどんどん前に進む。



私も、後から着いていく!







先にあみが名前を見つけたみたい。



「あったよ!私、一組だ!あっ、やったー!!美湖も一組だよ!」




「良かった!嬉しい!これからもよろしくね!」






ぎゅー



「うん!よろしくね!」




私達二人は、抱き締めあって喜んだ。



「俺は3組だ。美湖達と離れちゃったよ。二人とも、俺がいないからって寂しがるなよ。」




「寂しいのは啓でしょ。本当、美湖が大好きなんだから」


なんだか、二人はいつもの冗談を言っている。



「それより美湖、なんか、いつもと雰囲気違う。」

啓が私のメイクに気がついたみたい。


すかさずあみが、


「ふふっ。美湖の美しさに照れてるでしょ。」




「なに言ってんだよ!そんな事ねぇよ!」



啓は、顔を少し赤らめて否定した。




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