好きでいてもいいですか?


「美香ちゃん!!」

誰かに名前を呼ばれ振り返ると、そこには…息を切らして汗をかいた海斗がいた。


「か、海斗?!どうしたの?!」


「……ちゃんとお別れしてないでしょ……?はい…これ」


そう言って小さな紙袋を渡してきた。


「……何?」


「…開けてみて」
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