【BL】お荷物くんの奮闘記
魔法陣の光に包まれ、ノアの姿が忽然と消えた。
次にヴェルター、それからプロフェットの魔法陣も光を放つ。
「転送トラップだ! ちくしょう、解除できねえ――何が何でも勇者を一人で行かせる気かよ……!」
プロフェットが魔法陣の内側から、HP回復薬の束をこちらに投げつけた。
「これを!」
直後、プロフェットの姿も掻き消える。彼の咄嗟の判断を見たユウジが、倣ってHP回復薬を渡してきた。
「おまえが死にそうになったら必ず駆けつける! だから、……オレが来るまでちゃんと生きてろ!」
それだけ叫んで、ユウジの姿も見えなくなってしまった。
たった今起こった出来事が理解できないまま、足下に転がった回復薬を拾う。
「いらっしゃい、リュータ」
開け放ったままの扉の向こうから、聞き覚えのある声が聞こえてくる。
「……カイン」
最後の部屋に居たのは、あの優しい魔法使いだった。
「大丈夫、即死するような場所には飛ばしてないから。
結界の張られたこの魔王城に入れなくなっただけで、皆無事なはずだよ。
……ユウジがいると、心配で全力が出せないでしょ」
次にヴェルター、それからプロフェットの魔法陣も光を放つ。
「転送トラップだ! ちくしょう、解除できねえ――何が何でも勇者を一人で行かせる気かよ……!」
プロフェットが魔法陣の内側から、HP回復薬の束をこちらに投げつけた。
「これを!」
直後、プロフェットの姿も掻き消える。彼の咄嗟の判断を見たユウジが、倣ってHP回復薬を渡してきた。
「おまえが死にそうになったら必ず駆けつける! だから、……オレが来るまでちゃんと生きてろ!」
それだけ叫んで、ユウジの姿も見えなくなってしまった。
たった今起こった出来事が理解できないまま、足下に転がった回復薬を拾う。
「いらっしゃい、リュータ」
開け放ったままの扉の向こうから、聞き覚えのある声が聞こえてくる。
「……カイン」
最後の部屋に居たのは、あの優しい魔法使いだった。
「大丈夫、即死するような場所には飛ばしてないから。
結界の張られたこの魔王城に入れなくなっただけで、皆無事なはずだよ。
……ユウジがいると、心配で全力が出せないでしょ」