大好きでしたよ。私の心から出て行ってください。
カラオケ。
あれはまだ、私の気持ちがあいつにバレてなかった頃のこと。

私は友達の恋春と2人でカラオケにきていた。
「あなたに会いたくてあなたに会えなくて〜♪」
「れん上手くなった?」
「上手くなってないよ?」
「上手くなったよ最初の頃にくらべれば…」
「やめて笑」
私はスマホをとりだしてメッセージアプリのタイムラインに「カラオケなうー笑」
とあげたところ
ピィロンッ
友達のりょーまからのメッセージだった
「れん達カラオケいるの?何号室?」
「109ー」
「おけ」
「??」
「今からそっと遊びに行く」
「マジか笑」

「恋春ー?りょーま達がこれからここにくるらしい」
「わお、てことは?いるの総司」
「誰ときてるか知らないし笑」
「とりあえずれんの番だから歌って」
「はいはい」
「君に言いたいことがあるのに、私は臆病で言えなくて〜」
ガチャッ
「やっほーりょーまだよ?」
「やばっ笑笑れん見た今の?」
「うぉきゃっ」
「何言ってんだ椎名笑笑」
「笑うな総司……」
「はいはいじゃーね」
「おい総司何しに遊びにきたんだよ」
「「いや、それはりょーまに聞きたい」」
「笑笑いや、れん嬉しいかなー?と思って」
「まぁ……」
「あとで俺らの部屋も遊びにきてね!」
「何号室?」
「102」
「わかった」
「じゃね」
パタン
「……」
「……」
「やったじゃんれん!」
「う、うん!」
「よし、あと20分後に行こう!」
「……ううううん」
「う多くない?笑」
「緊張してて笑」
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